マンション経営のアレコレ

マイナス金利が資産運用に与える影響

「異次元金融緩和」


2017年07月13日      

 

日本銀行は大規模な金融緩和政策を続けていましたが、2016年1月29日の金融政策決定会合で、マイナス金利政策という追加の金融緩和政策の導入を決定しました。このマイナス金利の導入は、資産運用にどのような影響を与えたのでしょうか。

 

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■マイナス金利導入の目的

そもそもマイナス金利導入の目的とは何なのでしょうか。

マイナス金利がどこで適用されるかというと、日本銀行と市中の銀行との間で適用されます。
日本銀行は銀行の銀行とも呼ばれており、市中銀行からの現金の預入などを行っています。
この市中銀行からの預入に対して従来は利息を支払っていましたが、マイナス金利の適用後は手数料を徴収するようになります。
これによって市中銀行が日本銀行に預入していたお金を貸出に回すことによって、市中でのお金の流通量を増加させ、日本経済を刺激しようというのが日本銀行のマイナス金利導入の目的です。

したがって、市中の銀行は、貸出金利を下げて貸出総額を増やそうとします。

 

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■資産運用に与える影響

マイナス金利の導入によって、市中銀行の貸出金利が下がると資産運用にどのような影響を与えるのでしょうか。

まず、金利が下がるのは貸出金利だけではなく、実は預金の金利も下がります。

預金の金利も歴史的な金利となっており、預入をしてもほとんど利息が付かない状況になっています。(Yahoo!ファイナンス参照:2017年7月現在で、普通預金は0.001%、スーパー定期は0.02%)
預金をしていても資産は増えないがために、消費や資産運用に資金を回すことを検討する人が増えることになります。
次に貸出金利が下がることで、銀行からの借り入れがしやすくなり、資金調達環境が良好になります。
これは銀行のほうも貸出を行うことで少しでも金利による収入を得たいという思惑もあり、貸出姿勢が積極的になることも影響しています。
また、低金利で調達した資金を、金利以上の利回りで資産運用することができればレバレッジ効果といって効率的に自己資金の収益性を高めることが可能となります。

 

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■マンションへの投資ブーム
このような状況から大規模金融緩和が始まった頃からマンションなどの資産運用がブームとなりましたが、マイナス金利の導入によって投資熱は一段と高まりをみせています。

これはマンションへの投資を始めるには、まとまった資金が必要であるという借手側のニーズと、貸出額を増加させたいと考える銀行としてもマンションという実物資産を担保としながら貸出を行うことができるという貸手側のニーズがマッチしたことも大きな要因のひとつであるといえます。

以上の状況を考慮するとマイナス金利の適用もあり、歴史的な低金利が続き、資金調達環境の良好な今、マンション投資による資産運用を検討するには良い条件が揃っている時期だといえるのです。

 

■マイナス金利による注意点
金融機関が不動産投資に率先して融資する反面、注意しなければならない点とは融資する物件の担保評価がしっかり取れているかという点です。

巷では銀行がお金を従えている。

という発言をされる方もいらっしゃいますが、しっかりご自身の融資枠や許容範囲をご理解して頂き、かつ物件の担保評価がどれくらい取れているかを見極める必要があります。

弊社では、マイナス金利をいかに利用しどのような投資をすべきがをメリットからリスクまでそれぞれにあったご提案をさせて頂いております。
物件の担保評価や、融資の受け方など知りたい方はぜひ弊社セミナーへお越しください!

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